平均の成果を最小労力で達成しようとする人の話
先日、数年ぶりに知人と会ってきた。
自分がカナダのワーキングホリデーで日本人のゲストハウスに滞在した時以来、約5年ぶりの再会だった。日本人のゲストハウスなので、当然日本人しかない環境だった。しかし当時学部生だった自分から見れば、カナダに来た(留学/ワーホリ)という選択をした日本人と会う事は刺激的だった。
久しぶりに名古屋で再会し、飲みながら近況報告を互いにした。
彼はこんな事を言った。
"仕事は平均の成果を少ない労力で達成する事を目標にしている”っと。
未だに社会に出ていない自分は何が正しい働き方なのかわからない。そもそも正解の定義なんてあるのだろうか。少し前のニュースでは働き方改革関連法案の報道があった。その報道を見ても何が正しい働き方なのかわからなかった(もちろん報道の趣旨が違うのだけども)。
正解の働き方なんては多くのビジネス書で各々主張している。しかしそれらの多くは、最も効率の良い方法で多くの成果を上げることにフォーカスしたものが多い。
”平均の成果”を最大効率で達成なんて本はなかなかお目にかかれない。
そのようなわけで、彼の発言は興味深かった。
おそらく日夜働き、お金を稼ぎ、給与や社会的地位の向上を目指す方にとってケシカラン発現なのだと思う。経済を回すためには多くの成果を出し、お金を使うことが重要だ。これが資本主義だ。っという方もいるかもしれない。
さて、彼のような考え方は今の社会でどのように受け入れられているのか、扱われているのか。その点に関して、自分はわからない。
でも、こんな考えの人もいるんだなっと頭の片隅には置いておきたい考えだと感じた。